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育毛剤の仕組み
ここでは、男性型脱毛症の治療薬として有名な、ミノキシジルとフィナステリドの仕組みについてみてみましょう。 双方とも、日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドラインでA評価を受ける世界的にも有名な成分です。
ミノキシジルを配合した商品では、頭部に塗布するタイプである、ロゲインや大正製薬から発売されているリアップX5、服用タイプではミノキシジルタブレットが有名です。 これらの製品に配合されているミノキシジルは、高血圧治療の経口薬(血管拡張剤)として、開発されていましたが、後に脱毛症を改善させる効果があるとして、米国ファルマシア&アップジョン社が開発した発毛・育毛成分です。 その後、米国では、1988年、食品医薬品局(FDA)に医療用医薬品として認可を受け、現在では世界的シェアを持つ商品として知られています。そのメカニズムは不明な点が多いのですが、ミノキシジルは、血管拡張剤としての役割を持つことから血管が開くことによって、血流が増加し、毛乳頭細胞や毛包細胞を活性化させるためと考えられています。
フィナステリドは、前立腺肥大の治療薬として開発されていましたが、研究の際、男性型脱毛症患者の毛髪成長が認められたことから、治療薬として認可されました。 男性型脱毛症の主な原因は、発毛阻害因子であるDHT (ジヒドロテストステロン)による影響だと考えられています。 DHTは、5α-還元酵素の働きによって、男性ホルモン(テストステロン)からDHTへ変換されます。 フィナステリドは、5α-還元酵素の働きを阻害する役割があり、結果としてDHTの発生を抑えることが出来るとされています。 フィナステリドを含む製品としては、プロペシアが有名です。